なぜ糖鎖が注目されているのかについて
糖鎖は名前が示す通り、単糖が連携されて繋がった状態であることを示します。
中でも現在、注目されているのは8種類の単糖が連なった複合糖鎖です。
8種類の単糖が繋がった状態で、「ヘテロポリマー」と分類されます。
実はこれが、人間の生命活動には不可欠な物質だったのです。
ヒトの身体は約60兆個もの細胞で出来ています。
これらの細胞は、それぞれ情報などを伝達しあっています。
そのために必要なアンテナは、実はこの複合糖鎖だったのです。
細胞の表面にヒゲのような形で伸びており、互いに情報を伝達しています。
ウイルスの侵入を知らせたり、バクテリアの毒素を感知するのはこのアンテナの役目だったのです。
このアンテナの機能を損なうことは、正常な細胞の力を失ってしまうことでもあります。
そのためアメリカでは糖を補給するための、「グリコニュートリション」という栄養学が設立されました。
ただし、単糖はそのまま摂取したとしても正常に連なって摂取されるとは限りません。
しかも日常的な食物で補うことができるのは、グルコースとガラクトースだけです。
他の6種類の単糖は、なかなか摂取が難しい状況にあります。
バイタルモアはそこで、すでに連なっている糖をユニットとして考え、このユニットをそのまま含むことが出来ないかを考えました。
そこで発見されたのが、黒酵母発酵液です。
免疫関係でのサポートも期待することが出来る上に、ユニットをそのまま含有しているという長所があったのです。
これをナノカプセル化し、摂取がしやすいように工夫しました。